冬休み最後の日 。
弟くんとは一緒に寝ている。
そろそろ一人で寝ないと行けないんじゃないかな、と思いつつ、一緒に寝ている。
同じお布団に入って、「さぁ寝よう」というと・・・。
寝れないらしい。
弟くん「寝ようと思ってね、目閉じてもね、勝手に開くんよ。」
真っ暗にすると逆に目が覚めてしまうという症状のようだ。
ママ「羊かぞえたら寝れるよ」
弟くん「そうなん?」
無言になったので数え始めた様子。
寝れない、と文句もないので、このまま寝るんだろう、と思った矢先。
弟くん「クラスの子の名前みんな言うね。○○くん、○○、○○、・・・」
なぜに。羊では寝れなかったようだ。
弟くん「羊42匹まで数えたけど寝れん」
ママは眠いので寝たいのに、チェックが入ってくる。
弟くん「いま何人言った?」
しらんがな。
ママ「えー何人だったかな?もう一回言ってくれん?」
弟くん「えー?しょうがないなー、○○くん、○○、○○、・・・」
今度は指折り数えている。
ママ「・・・ZZ」
弟くん「明日で休み終わりやね」
弟くん「学校いったら、みんなに久しぶりって言うんだ。」
弟くん「でもそう思ってる時にかぎって上手く行かんのよ・・・」
ママ「あんまり考えん方がいいよ」
弟くん「うん」
その後、すんなり寝てくれた。
明日から学校、楽しみとは言いつつ、心に不安が少しあって眠れなかったのかもしれない。
口が達者で、お友達を笑わせたりするのが大好きな弟くん。
だけど繊細で、小さな事でもすぐ心のシャッターが降りてしまう。
兄くんはわが道をゆったり行く感じで、不安をぽんぽん言う子ではなかったから、
弟くんと接する時、すごく難しいな、と感じる事が結構ある。
気難しい所があるから、こうしたい、っていう思いを上手く出せずに、空回りしてしまう事が多いのだと思う。大好きな1年生の時の先生に久しぶりに会った時も、ママの後ろに隠れてあいさつも出来なかった。恥ずかしいとは違うみたい。
ちょっとずつでいいから、心のシャッターを降ろす機会を減らして、弟くんが嫌な気持ちにならないように出来たらいいなって思う。
ママももっと勉強して色々知らないといけないなぁ、と思うのであった。