見たきっかけ
引きこもりの日々、amazonプライムビデオで見たい映画を探していました。
そして目に留まったのがこの映画です。「私の中のあなた」。
母親役のキャメロンディアスは、
私にとってはザ・ハウリッド女優!でして、
彼女が出演しているだけというだけで、見ようと思ったのがキッカケです。
私の中のキャメロンディアスは、「チャーリーズエンジェル」のエンジェル役の印象がすごく大きいです。
3人のエンジェルの中では、「かわいい」担当のエンジェルでした。
ただこの映画では、そういった役では全く無く。
娘の事を一番に考えている、お母さん役でした。
どんな映画か?
字幕と吹き替え、悩んだ挙句、吹き替えで観賞!
どんな映画かというと、
まずキャメロンを母親役とし、父親、娘2人と息子1人の家族の物語でした。
何が違うかといえば、娘2人のうち、1人が「白血病」だったのです。
兄の血液も、両親の血液も型が合わず・・・彼女の治療のために遺伝子を選択し生まれたのが妹のアナです。
アナは幼いころから姉の治療のために骨髄移植などをしてきました。
11歳になったアナは、姉の治療のために肝臓を提供する事を拒むため、自分の母親を相手に裁判を起こすのでした。
・・・
テーマの割に見やすいと言う印象でした。
そしてもちろん、泣きながら見ました!
訴えを起こした娘と通常生活を送れるのは流石。
これが訴訟大国アメリカなのか!
というのは置いておいて、「生きる」って事を沢山考えさせられた映画でした。
一見、アナの主張はじゅうぶん理解できます。
だけど、それ以上に、私は母親の気持ちが痛いほどわかりました。
姉を助ける手段がない。
その為に妹を産む。
姉の事しか考えて無いわけじゃない。
妹の事も十分愛してる。
でも、姉が死んでしまうのなら、妹が肝臓を提供する他ない、
だから仕方ない、そう思ってしまうのだと思う。
私も実際母親の立場だったら、そう思ってたと思う。
弟に肝臓提供を依頼してしまう気がする。
姉も妹も大事。姉が死んでしまうなら、それは何をしたってさけたい。
妹も、きっとそう思っていると、母は思ってたんでしょう。
もちろん妹も、姉の事が大好きだった訳だけども。
妹の裁判は、みんながみんな、家族の事を考えた故の結果だったのです。
妹も、長男も大事なんだけど、どうしても治療が必要な姉中心になってしまう。
姉を死から逃したい一心で行動する母親。
当の姉も、姉なりに自分の人生を考えて、自分の人生を生きようとしていた。
最終的に、みんな姉の事を尊重する結果になるのですが・・・
見ている間、ずっと考えていました。
生きる意味についてと、死ぬって事。
家族外の人物で、すごく気になった人物がいます。
アナの裁判を引き受ける弁護士です。
凄腕のおじ様で、介助犬と一緒にいます。
映画だと、彼の事はあんまりピックアップされておらず、映画の中ではちょっと表現しきれてなかったように思います。
実は原作がある映画で、結末がずいぶん違うようです。
原作での方のあらすじをちらっと見ましたが、なるほど、だからこの弁護士さんは、そういう設定なんだなって感じのあらすじでした。
機会を見て、原作の方もじっくり読んでみたいと思った作品でした。