海外ドラマ「埋もれる殺意」。
字幕派だったけど、すっかり吹き替え派になったママです。
ながら見で英語の勉強!と思っていた頃もありました。
ストーリーはよくわからなくてもいいや、と思ってスタートしたけど、
やっぱりストーリーが気になっちゃうっていう。
なんて言ってるかわかんないから、2~3回見ちゃって。
・・・勉強的にはそっちの方がいいのかなって今気づいたママです。
Contents
「埋もれる殺意」
印象的なタイトル
(すごいタイトルだな)
・・・と思ったのがキッカケで見たドラマ。
ママ好みの警察物だと瞬時にわかります。
タイトルが印象的で注目してしまうけど、
実際見て見ると、登場人物には強烈なキャラもいないし、
物語全体のトーンもすごく落ち着いている。
誰が主役で、脇役か、最初は覚えられなかった。
登場人物が多いので、(えっとこの人はあの人だっけ??)と思って頭の中に相関図を浮かべながら見ていた始末。
1シーズンで1事件が解決
1話で1つ解決っていうものではなく、
がっつり1つの事件をシーズン丸ごと使う物語です。
1シーズン6話と短めです。
1~3シーズン見ましたが、全て6話で構成されています。
このドラマのこだわりなのか?それともイギリスドラマは6話が基本なのか?
6話でやっと完結になるので、登場人物も最初からいきなり多い。
2シーズン目からは楽しみ方も分かったけど、
1シーズン目の1,2話あたりの、よくわからない状態を通過できないと挫折してしまうかもしれない。そこを通過出来ればこっちのもの。
ママは、ながら見でシーズン1の1話2話あたりを見ていて通過出来たのがよかったのかも。
こう言っては失礼ですが、主人公の女優さんも、流行りの若者を起用したって感じでもないし、中身で勝負なドラマである事は確かです。
そして、プライムビデオで見れるという事は、それなりに面白いからなのだと信じて・・・!
過去の事件が掘り起こされる事から始まる
過去の未解決事件の遺体が見つかる・・・。
そこからシーズンはスタートします。
サブタイトルでも分かります。
1シーズン目は、~39年目の真実~
2シーズン目は、~26年の沈黙~
3シーズン目が、~18年後の慟哭~。
10年以上経ってから堀り起こされる。
犯人側にとっては、きっと、もう見つかる事もないと思っていた事でしょう。
そこがまた引きつけられる。
追う主人公と、追われる犯人って構図ではあるのですが、
流れる時間が独特で、解決に向けて、ゆっくり動きだして行く感じ・・・。
そして、ウォーリーを探せ、ならぬ、
普通の生活に溶け込んでいる犯人を探せ!って感じです。
そう、ダミーの犯人達もいるのです。
「なんかあやしい人たち」です。
殺人ではないけど、やましい事をしていたり。
そういう人たちも、事件を掘り起こされる事によって人生に変化が訪れます。
そこも、引かれます。
見ているこちらとしても、
(え、あなたが犯人なの?)
(え、あなたは幸せになって欲しい!)
(この最低ヤロー!)
などなど、がっつり引きこまれてしまいます。
6話かけて、さまざまな生き様を、じっくり、・・・堪能できます。
主人公と相棒の去るシーンが好き
ママが個人的に好きだったのは、
主人公のキャシーとサニーが、
「あやしい人たち」の元を訪れ、少し話を聴取して帰る時。
「あやしい人たち」は2人が帰ったあと動揺し、
キャシーとサニーは帰りながら、
「どう思う?」
「完全に怪しいですね」的な掛け合いをするのです。
その瞬間は、「あやしい人たち」にとって、どんな瞬間なのか。
本当にぞっとする瞬間なのではないでしょうか。
各シーズンとも6話目はまとめ回
全体を通してしっとりとしたドラマでした。
刑事物だというのに、激しいアクションシーンもなく。
激しいに関わらず、アクションシーン自体あったかな???
シーズン毎の最終話である6話目は、どれも「まとめ」の回でした。
きちんと結果が分かります。
うやむやになる事がありません。
よく、次のシーズンに繋がるように終ってしまうドラマとは程遠いです。
ママはこういう、ちゃんと完結する方が好き。
感覚としては、なんだか小説を読んでるみたいにしてくれる。
どのシーズンも、すごく考えさせられました。
1シーズン目を見た感想は、悪い事は出来ないし、どんなに取り繕って暮らしていても、
必ず報復がくるんだなって思いました。
2シーズン目もそんな感じで考えさせられ・・・。
おもてざたになる事件だけじゃなくて、誰も知らない、知られても裁かれる事のない事件が世の中にはいっぱいある、そう、すぐそこに。
3シーズン目は、日本でも問題となっているSNS問題が。
匿名がゆえ、誹謗中傷をしてしまう。
これが刑事事件と絡むと、もう、重さが半端ない。傷つく以外ない。
4シーズン目もきっとあるのだろうから、楽しみなドラマです。
見て、爽快になるかと言ったらそうではないのに、
見たいと思ってしまう。
主人公の程良い落ち着いた感じがいいのかな?
息子さんやおやじさんとの関係がまたいい。
ただし人によっては気持ちが重くなるかも知れない、繊細なドラマでした。
※2021年5月現在、吹き替え版のみプライム会員で見れます。
※いつ見れなくなるか分からないので、見たい人は早めに見ておこう!