おでかけ

①綺麗なのは、空が違うのだ

キャンプに行ってきた。

ママと、息子2人のいつもの3人プラス、今回はパパも行った。

移動は、ママと息子2人のいつもの3人が同じ車で。パパは一人で。

と言っても同じ車ではないというだけで、一緒に向かった。

予報は曇り。

雨ではなかったのでよかったけど、

これではペルセウス流星群が見られない。

youtubeで中継するくらい、見ごたえがありそうなのだ!

これは見たい。

丁度子供たちの夏休みとかぶっている、最高のチャンス!

そう思っていたのに、わざわざ流星群が見られない所へ行くのか・・・と気持ちは暗くなるばかり。

いやいや、キャンプ自体が楽しいんだから、と自分を奮い立てる。

私達が住んでいる所もじゅうぶん田舎だが、更に田舎へ向かう。

田舎から、更に田舎へ・・・

住んでいる所のキャンプ地は行き慣れており、少し違う雰囲気を味わいたいのだ。

あと、更に田舎の澄んだ空で、流星群が見たい。

少し前の予報では、天気がよかったので、流星群予報も「ばっちり見れる」エリアだった。

なのに、急遽発生した台風のせいか、予報はすっかり変わってしまい。

天気予報によると、むしろ地元の方が見れる可能性は高そうだった。

「なんてこったー」

声に出して嘆いた。

でも楽しみにしていたのはママ一人で、他3名はたいして気にしていなかった。「へー、残念だね」兄くんがかろうじて慰めてくれた。

車移動。

交通量の少ない時間帯に移動しようと、早朝に出発する。

車で早朝移動なんてめったにしないので、景色が新鮮。

走っている他の車を見ては、

(帰省中なのだろうか?)(これから仕事なのだろうか?)

想像してみる。

自分はこれからキャンプに行くのだ。

なんだか嬉しくなってしまう。

同じく家族でどこかでかけてそうな車を見ては、

(楽しみだろうな!)と勝手に共感したりもした。

だけど、車の外は曇り空。

私の心は、時々思いついたようにブルーになりながら、キャンプ地へ向かっていた。

大丈夫、流星群が見れなくても、楽しい!

気持ちを奮い立たせる。

それなのに、おいうちをかけるように、雨までも降る始末。

ブルーどころか、グレーになってしまう。

(テント張れるかな・・・)

葛藤とあきらめが交差しつつ、現地に近づいてくる。

やはり予報通り、曇り時々雨なんだろうか?

天気は急にかわる事があるけど、そんな可能性はないだろうか?

台風の影響なら、急に晴れにかわる可能性もあるのではないか?

ひたすら考えて嘆いては、奇跡を信じる。

急に天気がかわることは、ある。

すると、

私の念がお天道様に通じたのか、

一時期は雨まで降っていた天気が、急に晴れ色に変わって行く。

明らかに晴れて来ている。

「なんか晴れてきてない?これなら夜、見れるかもしれないね!!」

運転しながら子供たちに話しかけるも、二人とも熟睡中だった。

返事はなかったけど、おかまいなし。

嬉しくて絶叫までする。

「ひゃっほーいっ」

それでも起きない二人。

「うれしいね、うれしいね!」

一人騒ぐ。

それでも起きない二人。

雲は多いけど、青空が見える。

もしかしたら、流星群が見れるかも知れない!

ママの胸は高鳴った。

続きは別記事で!

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