弟くんが新しい動画を紹介してくれました。
ロボットとロボットを戦わせる大会の動画でした。
「ボク、こっちが好き」
「ボクいっぱい色がついてるの嫌なんよ、少ない色のやつがいい」
なぜいきなりこういう動画を見始めたのががまず気になります。
よく人形遊びならぬ人形バトルをしている弟くん。
うちにはウルトラマン系をメインに色んな人型人形、かいじゅう人形があります。
きちんとストーリーがあるようで、ウルトラマン系の人形がよく縛られているのを良く見ます。
人形が戦うのと、ロボットが戦う姿・・
似てるといえば似ている??
弟くん「ベイマックスでもこんなんあったよね!」
ママ「ふうん!(そうだったかな??)」
うんと、ううん、どちらにでも聞こえる様に返事します。
何かをしながらだったので、耳でただ聞いている、という感じでした。
でも、あとでふと思います。
(おもしろそうだな?)
Contents
ロボット映画
ロボットが闘う映画と言えば、私は「トランスフォーマー」。
子供たちも好きで、いくつかシリーズがありますね。
弟くんが小さい頃は、黄色いスポーツカーを見ると、
「バンブルビー!」
と指をさして叫んでいたものです。
「かっこいいんよ!」
「うんうん・・・わかるけど指をさすのはやめよう・・・!」
世の中、どんな人とすれ違うかわかりませんからね。
あの素直なころの弟くんが懐かしいです・・。
他でイメージが強いのは、「リアル・スティール」という映画です。
こっちの方が、ロボット・バトルって感じがしますね。
トランスフォーマーは、宇宙が舞台だったり、宇宙行ったりもしますから。
習い事としてのロボット
ロボット大会で調べると、
習い事の大会の動画で出てきました。
ロボットを作って闘わせるのです。
習い事として調べて見ると、流行っている、といったような情報があります。
(ほうほう)
更に調べて行きます。
本当に流行っているのかはさだかではありませんが、プログラミングを覚えて行くあたり、
時代にあった習い事なのかもしれません。
男の子は基本ロボットにしても、バトルにしても基本好きなものだと思うので、これはいい!と思いました。
でも費用が、初期費用数万円、月1~2万円で、ちょっとお高い・・。
うちは二人なので、月3~4万です。
さらに、本当にするか、継続するか分からない(特に弟)。
過去習い事は、続きませんでした。
習い事の見学に行ってみる
近所で開催しているところがあったので、予約をし、参加して見ました。
すごく近かったので場所的には良いです。
私が送迎をしなくてもいい、学区内にありました。
ただ、交通量の多い道路を渡って行かないといけないので、
そこが心配。
弟くんはお友達と一緒に帰る為に、わざわざその大きい道路を利用して帰って来ているのも知っているし、兄くんももう高学年、大丈夫だとは思うけど、
やっぱり車にひかれる可能性が少しでも高い所には行かせたくない。
いつまでもこんなことを言ってはいられないのは重々承知。
だけど万が一を考えると、・・・。
今でも思い出す、数年前のできごと。
家のチャイムがなって、
確か父親が出た。
私は弟くんをだっこしていた。
父親が神妙な面持ち(まさに神妙な面持ちというにふさわしい顔だった)で戻って来て、
「兄が轢かれたらしい」
思い出してもぞわっとする。
ちょっと行って来る、と言って、数10分くらい前に出て行っただけ。
とても信じられなくて。
救急車が来てるという。
大きい道路まで走って行く。
バス停の横に救急車が停まっていた。
ママの心臓はどくどく言っていた。
救急車のドアが開く。
兄くんは喋りはしなかったが、意識があったようでこちらを見ていた。
「えっ大丈夫?」
思ったより大丈夫そうだったので、思わず聞いてみる。
見た目は無傷。
足のどっちかの指の爪が割れた?程度だった。
もちろん、轢かれて転がった様なので、このあと病院に行って検査をするんだろう。ほんとに良かった。血まみれなんじゃないかと、想像していたのだ。
あとで聞いてみると、
兄くんはお友達を追いかけて、横断歩道ではないところを横切ろうとしたらしい。
片道2車線道路だった。丁度バス停にバスが停まっていて、右車線側を走っていた車に轢かれたらしい。そして、バスの前の方に転がって行った、と。
もしバスが停まっていなかったら、左車線の車に轢かれていたかも知れない。ほんとに恐ろしい。未来は一瞬で変わってしまうのだ。
もしもちょっと早かったら、何かが遅かったら、どうなってたんだろう。
そういう事をよく考えるようになってしまった。
なんでそんなことをしたのか、わからなかったけど。
注意欠陥多動性障害と診断された時、先生にこの事故の話をすると、ひどく納得されていた。
・・・という訳で、習い事を新しくするにも覚悟というものが私には必要なのだ。
即時シャットアウト
このところ、弟くんが難しい。
ママに対しての暴言もひどくなるし、物にもあたる。
先行きが不安かつ怖い。
親を殺害したなどの事件を見ると、本当にこわい。
まず、教室では、子供たちが各々ロボットを作っているようだった。
コロナ影響であまり喋らないように、というものかと思ったが、
常日頃こんな感じらしい。
「コミュニケーションが苦手なお子さんもあまり関係なくやられてますよ」
教室の先生がおっしゃった。
うちの子たちを見て思ったのだろうか。
兄くんと弟くんが席に座る。机の上には、ロボットを組み立てるためのテキストとブロックがあった。
ブロックは二人とも大好きだった。これなら楽しめそうだ。
そう思ったのもつかの間。
弟くんが、テキスト通りに出来ず、手が止まってしまった。一方、兄くんは順調に進めていく。その時点で弟くんには耐えられなかったらしい。
しかも、先生が兄くんを褒めたのだ。
ちょっと、褒めただけ。「合ってるよ」と、言っただけ。褒めても無い気がするんだけど、弟くんが「自分は出来ない」と判断するのにじゅうぶんだったようだ。
目をこすり始め、耳をふさぎ、ブロック達を机の端に寄せてしまう。
こうなった弟くんは、もう聞く耳もないし、する手もない。なーんにも受け付けないのだ。
その内、机に両手を出して顔をうずめて隠れてしまった。もう何も見えなくしたいようだ。
先生が困ってしまうので、フォローはしたけど無理だった。
いつもこうだ。
習い事に行っても、暗に言われてしまう。難しい子供だと。
唯一理解をしめしてくれた習い事には、弟くんの方から行かなくなってしまった。
楽しそうな兄くん
弟くんはもうダメだったけど、兄くんは順調に進められた。
兄弟でおなじテキストだったので、兄くんには簡単だったのかもしれない。
ブロックを組み立て、電池をセットして、コントローラで動かす。
月に2回教室があって、月に1体、感性させるらしい。
そして年1かわからないけど、大会もあるようだ。
ヒューマンアカデミー。有名どころな気がする。
兄くんは昔からブロックが好きで、今回の体験は気のりしないようだったが、やってみた感想は”嫌じゃない”というものだったらしい。
「やってみる?」と聞いたら、「どっちでもいいよ、でも弟がね~」弟くんのことをすごく気にしているようだった。
確かに、弟くんがこんなでは、ママもあまり気がのらない。
何かにつけて、兄くんだけずるい、とか言い出す。弟くんもじゃあやるかと言われたら・・・体験教室での態度を見ると、不安しかない。
教室中も、先生が気を使って弟くんのロボットの作成を手伝って促すんだけど、逆効果。いっそう閉じこもる弟くんに対して、「弟はいっつもこうなんだよね」、「やった方が楽しいよ」とか、声をかけてくれてた。
私は弟くんのこういう態度を見る度に、心が凍りつくのだが、兄くんは心が広い・・・。
今回、ロボット教室を兄弟そろってやることは諦め、タイミングを見て兄くんだけでもやらせてあげたいな、とは思ったのでした。
弟くんも、きっとやりたいんだろうけど、まだ上手く自分をコントロール出来ない。やるとしたら、まだ少し、先の話です・・・。
▼弟くんが見ていた動画っぽいの。
(確かに見ていると、熱くなってくる・・・!)