金曜ロードショーで、魔女の宅急便をやってた。
私の大好きなアニメ映画です。
ほんとに小さい頃に見た映画で、きっと一生大好きだと思える作品です。
大好き過ぎて、母親にパズルを買ってもらった記憶もあります。
キキが下着姿で魔女の仕事部屋にいて、脚立の上に腰掛けている、そんな絵だった気がします。
下着姿っていっても、ジブリおなじみのモコモコパンツとタンクトップです。
Contents
あらためて見るキキ
大人になった今、気付く事。
キキの事が、あんまり好きじゃない。
素直じゃないし、自分勝手。魔女なんだけど、魔女の黒い服を嫌ってる。
大人になるほどに、好きじゃないと思ってしまっている気がする。
13歳のキキに共感が出来なくなっているって事でしょうか?
ホレミローと思ったシーンがあります。
ジジの声が聞こえなくなってしまった時。
ジジがいつまでもそばにいると思ったら大間違いだ。
それに、トンボに対しての態度も見ていてイラ!
トンボはやんちゃだけどいい子です。
キキをバカにしている訳ではないのに、勝手にバカにされたと思ってる感じが、見ていてすごく嫌だった。
黒い服をバカにしているのは、キキ自身じゃないかって。
トンボと仲良くおしゃべりしていた時に、トンボの女友達が来た時。見るからに都会っ子の今時な女の子だからか、キキ、トンボに対し、急にそっけない態度をとる。ああいうの、良くないですよねー。
オソノさんが豪快で素晴らしい肝っ玉母さん過ぎたからよかったものの、彼女がいなかったらキキは実家にとんぼ返りしてたと思う。
それでも大好き魔女の宅急便
こんな、悪口かよ!って感想でも、なぜか大好きなアニメ映画です。
上空から黒猫のぬいぐるみを落としてしまうシーンも、絵描きの女の子と出会うシーンも、全部大好き。
絵描きの女の子が描きあげた絵も好きです。
ああいうスタイルの絵は幼心に衝撃的だった。
私の通った小学校に、絵描きの女の子が描きあげた絵が、ありました。
きっと卒業生が、卒業作品とかで作ったのか、廊下に飾られた、大きな絵でした。
すごく上手だと思った記憶があります。
絵描きの女の子が描いた絵
実はこの作品、八戸市立湊中学校の養護学級の生徒13名が、坂本小九郎先生の指導のもと制作された作品のひとつで、ジブリの宮崎監督が感銘を受け、映画にも登場させたことで知られています。
青森県立美術館ブログ より
知らなかった・・・!でも私の小学校にあったものも、版画風だったような気がします。
私が通った小学校は青森にあるのですが、その繋がりで、私の小学校でもあの作品をリスペクトした作品があったのかもしれません。感慨深い!
魔女宅という略が苦手
大人になってから、「魔女宅」という言葉を知り、魔女宅???魔女の宅急便のこと?え?
ってなりました。
「魔女の宅急便」は、「魔女の宅急便」です。
魔女宅ではない、なぜ略す(怒
って。
理由はわからないけど、魔女の宅急便が汚された気分になったのを覚えてます。
それと同じで、何かのCMで、成長後のキキが出たんです絵柄も全然違うやつで。
うええええってなりました。
私の魔女の宅急便が!!汚されてるー!!って。
その頃、サザエさんやドラえもんの未来バージョンが車のCMなんかで使われておりまして。流行ってたんです。
設定とか、勝手に作ってるっぽかったんですけど。
まず、サザエさんのカツオがまだプータローって設定は納得いかなかった。カツオは絶対成功者タイプです!(熱弁
懐かしいですね。
興奮しすぎました、ちょっと落ち着きましょう。
どのシーンが一番好き?
ラストをのぞけば、冒頭です。
名曲「ルージュの伝言」が流れる所。
気持ち良さそうに、これから始まる未知の世界に期待を寄せて飛ぶキキ。
あのシーンでもキキはジジに対しても横暴でしたね(怒
ともあれ、これだけ熱心に批判できるのも、大好きなゆえなんだろうなぁって。
私もキキみたいに飛ぶんだ!
って、おばあちゃんちの落ち葉拾い用の竹ぼうきにまたがってた懐かしい記憶。
兄くんたちの反応
ママの熱意には遠く及ばなかったですが、2人とも別の動画を見ながらチラチラ見てました。
今の子はジブリって感じはないんでしょうか。
いやでも、トトロや千と千尋の神隠しはそんな事なかったので、魔女の宅急便がそんなに趣味じゃないって事?
2人とも男の子だからでしょうか。
「デッキブラシで飛ぶやつやろ」
魔女の宅急便を知っているかとの問いに対しての兄くんの一言です。
兄くんも同意のシーンは
ニシンのパイのおばさま、奥様も大好き。お手伝いさんもね。
あの孫の態度が信じられない!
ここに関してのみキキを全力で応援してました。
兄くんも優しい子なので、ああいうのは許せないみたいだった。
でも、大人になってから改めて見て思うのは、あの孫も大人になれば、おばあちゃんを大事にするような大人になるのかも知れない、という事。この子も、反抗期まっただ中なのかもしれない。
そうあって欲しい!
伝説のデッキブラシ
キキに選ばれし伝説のデッキブラシとなったデッキブラシ。
デッキブラシっていう発想が飛び過ぎてて、もしあれが普通のホウキだったら、こんなに好きな映画にはなってなかった可能性すらある。
というかたぶんなってなかった。
デッキブラシですよ?
ラストでも借り物のデッキブラシで飛び続けてるキキ。持ち主のオジサンに貰った説に一票。
優しさに包まれたなら
ルージュの伝言も好きですが、
ラストに流れる「優しさに包まれたなら」は、魔女の宅急便のしめくくりにふさわしい曲だと思う。
♪小さい頃は神様がいて〜
ココで胸熱。ジーン。ほろり。
魔女の宅急便を初めて見た、自分の子供時代を思い出す。
大人になってから改めて見た時のこの気持ち、ここまで予想しての、この歌詞だったんでしょうか?さすが松任谷由美です。この頃はまだ荒井由美でしょうか、松任谷さんと結婚されて、松任谷になったんですよね。
話はずれますが、プライベートで結婚したからと芸名まで変えてしまう。ちょっと凄くないですか?
ジジの謎
子供の頃は、キキがその後、ジジの言葉が聞こえる様になったのか、そこがすごく気になって夜も寝られなかった日もあったのですが、今見ると、そんなの気にならないというか。
キキの肩に乗って、デッキブラシにオチビと共に乗って配達してる。
それを見れただけで通じ合ってるのがわかるから、満足!
チビ猫が落ちないように、ジジがヒモをくわえているのがほっこりすぎます。
そして、黒い服に不満げだったキキ。
キキの服装を真似してる女の子を見た時、キキは何を思ったんでしょうか。
私は、きっと誇らしい気持ちになったのではないかと思います。