おでかけ

ライオン求めて行きつく先はヘビ⑤

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とうとう最終章です!

こんな出会いは、予想もしていませんでした。

高所が苦手な兄くんが必死に渡った橋、その先に待っていたのはとても神秘的なものでした!

ライオン求めて行きつく先はヘビ④ 想像以上の高さに、恐怖という二文字を体に刻み込んだママ。 そしておそらくママ以上の恐怖を覚えていた兄くん。 旅は終盤です。...

Contents

ぶらり寄ってみた

橋を渡った後、駐車場までしばらく歩きます。

しかも帰りは登りです。

急な坂にならないよう、車が走る道路は無駄に長く距離があります。

ママ達は歩きなので、ショートカットする様に登って行きます。

駐車場の向かい側にある、気になる場所。

「左上」という赤文字。

よくみて見ると、ヘビの写真と、神秘的な内容の紹介文が。

4匹のヘビさんがいるらしいです。

ママ「行ってみようか?」

兄くん「早く行くんだ!」

兄くん、行く気満々です。

兄くんはトカゲとか、ウーパールーパーとか好きなので、ヘビも兄くん好みと言えば好みなのかも知れない。

道路を渡って、向います。

入り口にお地蔵様がいる。

ママは心の中で拝みます。

道路を渡ると、少し登りの坂道になっていて、その先には普通の民家らしき建物が。

ママ「(入っていいのかな?)」

外にはおみくじが沢山結ばれていたので、普通の民家では無さそう、中には入ってもいいんじゃないかなあ、とは思いつつも、扉は閉まってたので今日はダメとかあるかな?とか一人で悶々考えていると…この間2.5秒くらい。

橋の方にもいた、スタッフさんらしき方が外にいて声をかけて頂き、中まで案内してくれました。

ホッ。

中は土足OKの家でした!外から見たら家でしたが、中はそういう感じでは無かったです。

仏像が数体あり、おみくじやお守りが販売されています。

入って左にあるカーテンが何だか重々しいオーラを放っています…。

カーテン奥で出会ったのは

カーテンの奥。そこに入るには数百円の入場料を払わなければいけませんでした。

素直に払います。

そして、そこには…

なんと白蛇がいらっしゃる!

スタッフさんがいて、ヘビさんを手に乗せています。

この日はヘビさんの体調が良かったのかな?

ママ達も触れることができ、写真まで一緒に撮っていただけるとの事!

これは必ず出来るという訳ではないとの事でした。

悪天候の影響か、ママ達以外のお客さんもいなかったので、色々質問したりお話しをさせて頂きました。

そして、ママも、兄くんも、弟くんも、順番に白蛇くんとツーショット写真を撮っていきます。嬉しい。

その後は、年長ヘビさんに手を掲げて気を頂く事に。オーラとか全く見えないけど、ありがたや〜。

部屋の中を見渡すと、他にもヘビさんが。

一緒にツーショット写真を撮ってくれたのは、一番若いヘビさんだったらしく、他には妊娠中のヘビさんもいました。もちろんこちらは触れる事は出来ません…。

既にたまごを二つ産んでいて、なんとそのたまごを見る事が出来て、なんてラッキーなんでしょう。

ママ「(たまご!)」

鶏のたまごとは全然違って、

白くて、細長くて、薬のカプセルみたいな形でした。手の指くらいの大きさはある様に見えました。

外側は殻では無くて、膜のように見えました。

白ヘビさんは総勢4匹いましたが、もう一匹、ヘビさんが。

偶然、建物の外で保護されたヘビらしいです。

こちらは白ヘビで無く、よくい見かけそうな緑系のヘビでした。

一番オーラが強いと言われるらしい…!

ヘビの可愛さに目覚める

ヘビさんは怖いイメージがありましたが、今回白ヘビという存在に触れ、「なんだかヘビって可愛いな!」と思う気持ちが芽生えたママ。

真っ赤な舌をチロチロっと出してる時なんて、ホント可愛いです。

ちなみにヘビの舌の先っぽは本当に二つに割れていていました、何故か感動するママ。

何だか幸せな気分になってしまったママは、ずっとそこにいたかったのですが、流石にご迷惑なので名残惜しくもヘビさん達とスタッフさんに別れを告げ、カーテンの外に出ます。

ちょうど他のお客さんが入って来てました。

そしておみくじを引きたがる子供達…。

実は子供達だけ、既に駐車場横でおみくじを引いていたので、いかがなものかと思ったのですが、ママだけ引いていると、あらかさまにそれは羨ましそうに見てくる。弟くんなんて、小声で「ずるい」「ママだけ」なんてブツブツ…。

仕方がないので二人にも引いてもらうと、

弟くんは、別場所では末吉でしたが今回は大吉が出た様で、嬉しそうにしていました。

ママは、小吉です、はい。

家の外に出て、おみくじを細く折って、兄くんに結んでもらいます。

ママは荷物で手が塞がっていたのでお願いしたのですが、快くしてくれました。

兄くんはホントに不器用で、未だにちょうちょ結びも怪しいのですが、綺麗に結ぶ事が出来てました。ありがとう!

弟くんの本音

帰りの車の中、弟くんがおもむろに口を開き、感想を述べ始めました。

あの場ではじっと黙って、明らかに人見知りが発動していたのですが、初めて触れ合う白ヘビさんに対して、色々と思いを抱いていた様です。

思い返すと、早く帰りたがる事もなかったし、スタッフさんの話も真剣に聞いていたので、弟くんにとって良い経験だった様です。

弟くん「白ヘビ可愛かったね」

弟くん「鬼滅の刃のねー、伊黒さんって柱の人も首に白ヘビ巻いとんよー」

藤の花に続き、ここでも鬼滅の刃繋がりを見つけてしまいます。

兄くん「オーラ写ってた?」

そう!

看板にもあった様に、年長ヘビさんと一緒に写真を撮ると、ヘビさんがぼやけて写る事があるらしいんですね。それがオーラ、という事らしいのですが、そのオーラが写ってないかのチェックが入りました。

ママは運転していたので、スマホを渡して兄くんに見てもらうと、三人ともオーラは写っていない様でした…。全部くっきりはっきり…。

兄くん「まぁそんなもんよ」

弟くん「…」

弟くんは、ちょっと中二病的、そんな年頃なので、自分のだけでも映っていて欲しかったらしく、少し残念そうでした。

口にはしませんでしたが、兄くんからスマホを受け取り、アップにしたりして変わった所が無いか詳しくチェックしてましたから。

実はママもこっそり期待していた所があって、少し残念な気持ちになりましたが、長老ヘビさんからよい運気を頂けたのは間違い無いと思っているので問題なしです!

また来よう!

兄くんから、信じられない一言が。

兄くん「また来ようぜ」

橋を渡った時には、もう二度と来ないと豪語していたので、びっくりです。

ママ「橋渡りに?紅葉の時期は凄く綺麗だろうね」

兄くん「産まれたヘビ見に」

橋はいいらしいです…。

でもママも、龍の爪痕と言われる壁を見たかったので、絶対また来てやるぞ!と思うのでした。

それにしても、おそらくこの旅で一番印象に残ったのは、ヘビさんとの触れ合い。

家を出た時には、こんな結果になるなど思いもしませんでした。

お金をかけてサファリパークも楽しいけれど、目立たない所にもハマる観光スポットはあるんだなと勉強になった旅なのでした。ちゃんちゃん。

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