私が好んで見る映画は、アクションものなので、こういったハートフル映画を好んで見る事はあまりありません。
ハートフル映画自体は好きなんだけど、最後まで見れない、途中で飽きてしまうのです。
でも今回、プライムビデオのCMでこの映画を見て、なんだかむしょうに見たくなったのでした。ジュリアロバーツの笑顔があいかわらず素晴らしい。
今回は何分まで見れるかな?
そんな気持ちを抱えながら見始めたのですが・・・。
なんと、飽きる事はありませんでした!ヨロコビボール1こ!
Contents
どんな映画?
顔がうまれつき皆とちがう。
変形していて、生まれてから27回も手術をし今にいたる主人公オギー。
5年生の時に初めて学校に通う事になる。これがストーリーの始まり。
(ここで早くもオギーのお母さんに感情移入する私。)
からかわれていじめられる。絶対に不可避です。
どう対処して乗り越えていくのか、そもそも乗り越えられるのか?
暴力のはずみで大けがや最悪の事態になってしまったら?
10歳になるまでずっと家の中で守ってきた子を、学校に行かせるんです。
オギー自身の勇気ももちろん凄いけど、お母さんの勇気も物凄いと思います。お父さんも最初は学校に行くのを反対していたし、それを決行したのがほんとに凄い。
私だったら、目の届く所にずっと置いて、一緒に登校、もしくは普通の学校には行かせず、手厚いサポートが受けられる所を探したと思う。
お母さん役がジュリアロバーツ
それだけで見たいポイントになる私。
すごい好きとかではないのに、知ってる女優さんというだけでポイントになる私。
大女優の出演作なので、面白い確率が高いかもしれない、と思ってしまう私。
ジュリアロバーツの映画と言えば?と聞かれてもすぐ出てこないくせに。
人間とは単純です・・・。
最初は想像通りの展開
オギーは、やはり視線を集め、注目され、いじめられてしまうのです。
胸が痛い。この展開はお母さんだって心配していたはず。
そしてかなりの確率で避けられないとわかっていたはず。
それでも学校にいかせたお母さんは、ほんとに強くて、オギーを信じる事が出来ていたんだと思う。
子供を信じるってすごく難しいと思う。
口では簡単に言えるけど、心の底から子供を信頼できる人ってほんとに凄いと思う。
初めて出来た友達との壁
子供時代のあるあるだと思った。
「思ってもない事を言ってしまう」「自分を守るために友達を売る」(文字にすると想像以上にひどい・・・)。
劇中でも校長先生が言ってましたが、「親友を守るということ」。それってすごく難しい。
それに、それを認めてくれる大人がいるっていうのもなかなかないことで。
オギーもジャックも幸せものだよ~!
環境に恵まれているっていうのはあると思うけど、オギーとジャックがそれぞれ頑張った結果であると思う。
出てくる人間たちがみんな素晴らしい人間性
現実はこんな人たちばかりじゃないだろう、って思いもするけど、
ドラマや映画に必ず出てくる、悪いやつの典型みたいなやつばかりでもないとも思う。
最初の30分くらいは、どこに嫌なやつがいるんだろう、オギーの敵として立ちはだかるのは誰だ?誰が裏切るんだ?と探してしまいましたが、そういう映画では無かった・・・。
いい人ばっかりの映画でも、しらける事がなかったのは、私が変わったのか、この映画の魅力なのか。
この映画で学びたいことは、主人公のオギー君が最後のシーンでまとめて言ってくれています。
主人公のオギー視点だけじゃない
まわりの人たちが順番に視点になってストーリーが進みます。
一つのシーンを2つの視点から見て、それぞれの思いを知ったり。
私が一番気になったのは、オギーの姉の親友、「ミランダ」です。
あったかい家庭って、子供の内は自分で作る事が出来ないものです。どうにもならなくて、あったかい家庭で育つ友達ってそれだけでものすごく羨ましい。
ミランダが変わってしまった理由は、私が想像していたのとは違ってとってもピュアな理由だった。どうせサマーキャンプで悪い奴と友達になってしまったパターンだろうと思ってた自分が恥ずかしい。
自分たちで解決していく
オギーもお姉ちゃんも、ジャックも、みんなそれぞれ問題が発生するんだけど、ちゃんと自分の力で解決していくのが心地良かった。
お母さん、お父さん、周りの大人たちも見守ってはいるんだけど、ちゃんと自分で考えて、考え直して、行動を起こしていく。素晴らしかった。
大人の誰かが強く口出しする訳でもなく。
そして、生きていていつかは必ず経験する、大事なものとの「別れ」。
この別れを自分の中に落とし込んでいく様。
人ってこうやって成長していくんだよなって思った。
ほんとに子ども達にも見せたい映画だと思った!けど、きっとすぐ飽きちゃうんだろうなぁ。
エンディングの絵も素敵
オギーのお母さんが、絵本の挿絵作家を目指していたという設定。
私も絵を描くのが好きで、将来絵描きさんになりたい!と思っていた頃もありました。
結局、夢にチャレンジすらしなかった人生だけど。
趣味に取り入れたいなぁとは思うのですが、なかなか出来ずにいます。
道具だけ準備をして終ってしまったり、ちょっと描いて終了してそのままだったり。
今から何か始めるのは色々と億劫だけど、こういう映画を見ると頑張ろうかなって思える。
鑑賞後、調べてみた
原作がある映画でした。
スピンオフ作品もあるようです。
あの子、どうなったんだろう?どういう気持ちだったんだろう?
映画では詳しく描かれていない所だと思うので、ぜひ読んでみたい。